SSブログ
ネット陶芸教室 ブログトップ

スパッタリング絵付け技法 [ネット陶芸教室]

 ・・・この記事は左欄「マイカテゴリー」の{ネット陶芸教室}記事です・・・

この記事は、「陶芸教室紹介」カテゴリーにも転記しております。


作品の彩色方法は、その過程で大きく分けて4方法があります。
① 粘土に直接に色化粧を掛けたり、象嵌で模様付けする方法
②素焼き後に絵付けする方法ーーーー下絵付け
③焼成後に絵付けする方法ーーーーー上絵付け
④釉薬で模様付けする方法ーーーーー釉彩、掛け流し

当陶芸教室では、①〜④までの技法習得のためのカリキュラムが組まれています。 今回生徒さん作品の②による技法で「スパッタリング絵付け」について紹介します。

「スパッター」とは、真空の中で飛散させたい金属をタングステンヒーターの上に載せてプラズマを発生させ、イオン化した金属を蒸着する方法です。 一般的には、曲面である車のライトの反射面などに多く応用されています。
私は、ある研究所に勤務したときに、” 無歪鏡面 ”を作るときに実際にこの方法でやりました。

この方法を「模したやり方」で、素焼き作品の絵付けしたい部分の上に、顔料を付けた歯ブラシを金属網の上でこすり、 分散した顔料が作品の上に落ちて模様になるわけです。 これをスパッタリング絵付けと言います。
写真作品(生徒さん作品)は短冊の紙をマスキングしたものです。

IMG_20190612_155510426.jpgIMG_20190612_154112042.jpgIMG_20190612_154116143.jpgスパッターリング大皿.jpg

こうして絵付けされた状態で釉薬を掛けます。 一般的には、透明釉を霧吹きで掛けると精度が上がります。 右下の写真が焼成後のサンプル品で、このようになります。



記事提供 By:

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー
ネット陶芸教室 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。